
オリパで当てたカードをメルカリで売ったら、税金ってかかるの?実は、年間の利益が20万円を超えると確定申告が必要になります。「自分には関係ない」と思っていると、あとで痛い目を見るかもしれません。
この記事では、オンラインオリパで得たカードを転売するときの税金と確定申告の基本を、19歳の学生さんにもわかるようにやさしく解説します。
- 確定申告が必要になる条件(20万円ルール)
- オリパ特有の「経費計算」の考え方
- ポイント還元やハズレの扱い方
- 記録しておくべき情報と確定申告のスケジュール
そもそも確定申告って何?なぜ必要なの?
確定申告とは、1年間(1月1日〜12月31日)に得た収入と、それにかかった経費を計算して、税金を国に報告する手続きのことです。
会社員やアルバイトの方は、給料から税金が天引きされているので普段は意識しないかもしれません。でも、オリパで当てたカードを売って利益が出た場合、それは「副業収入」や「雑所得」として扱われ、一定額を超えると自分で申告する必要があります。
確定申告が必要になる条件とは?
オリパで当てたカードを売った場合、確定申告が必要かどうかは「年間の利益がいくらか」で決まります。
給与所得者(会社員・アルバイト)の場合
本業の給料以外に、オリパ転売などの副業収入(雑所得)が年間20万円を超えると確定申告が必要です。
売上:30万円(メルカリでの売却額)
経費:8万円(オリパ購入費+送料+手数料など)
利益:30万円 − 8万円 = 22万円
→ 20万円を超えているので確定申告が必要
学生・専業主婦など収入がない人の場合
給与収入がない方(無職・専業主婦・学生など)は、基礎控除を超える利益があると確定申告が必要です。
令和7年度(2025年分)からの税制改正により、基礎控除が大幅に引き上げられました。合計所得金額が132万円以下の場合、基礎控除は最大95万円になります。詳細は国税庁の公式サイトで確認してください。
注意!住民税は別ルール
「20万円以下なら確定申告不要」というのは所得税の話です。住民税については、利益が1円でも出たら原則として市区町村への申告が必要になります。お住まいの市区町村に確認しましょう。
オリパ転売の「経費」になるものは?
確定申告では、売上から経費を引いた「利益」に対して税金がかかります。つまり、経費を正しく計上すれば、支払う税金を減らせるということです。
経費として認められるもの
| 経費の種類 | 具体例 |
|---|---|
| オリパ購入費 | 売れたカードを当てるためにかかった課金額 |
| フリマ手数料 | メルカリ、ヤフオクなどの販売手数料(10%など) |
| 送料 | 購入者への発送にかかった送料 |
| 梱包材 | スリーブ、トップローダー、封筒、緩衝材など |
| オリパからの発送費 | 当てたカードを自宅に送ってもらう際の送料 |
【重要】経費にできるのは「売れたカードにかかったコストだけ」
ここがオリパ特有の難しいポイントです。ハズレを引いた分まで全部経費にできるわけではありません。
税理士の回答によると、経費として計上できるのは原則として「実際に売却したカードを取得するためにかかった費用」です。
・1枚あたりの取得コスト = 10万円 ÷ 10枚 = 1万円/枚
・そのうち3枚を売却した場合の経費 = 1万円 × 3枚 = 3万円
→ 残り7枚分(7万円)は、売却した年に経費計上できない
つまり、「ハズレを引きまくった分」は、当たりカードを売った時の経費として全額計上できるわけではないという点に注意が必要です。
ポイント還元・変換の扱いがややこしい!
オンラインオリパには「不要なカードをポイントに変換する」機能がありますよね。このポイント還元の扱いが経費計算をさらに複雑にしています。
ポイントに変換した時点では経費にならない
税理士の回答によると、「ポイントに変換した時点で経費になるのではなく、そのポイントを使って次のオリパを購入した時点で経費になる」という考え方が一般的です。
・1,000円のカードと10万円のカードが当たった
・1,000円のカードはポイント(1,000pt)に変換
・10万円のカードはメルカリで売却
この場合の経費 = オリパ購入費20,000円
(ポイント変換分は「売却」ではないので、別の考え方が必要)
年末時点の残ポイントに注意
12月31日時点でオリパサイトにポイントが残っている場合、その扱いも考える必要があります。まだ使っていないポイントは、翌年以降に使用した時点で経費計上するのが原則です。
オリパのポイント還元システムは複雑で、一般的な経費計算のルールに当てはまりにくい部分があります。利益が大きくなりそうな場合は、税理士への相談をおすすめします。無料相談を受け付けているサービスもあります。
記録しておくべき5つの情報
確定申告をスムーズに行うために、普段から記録を残しておくことが超重要です。以下の5つは必ず記録しましょう。
- オリパの購入日と金額(どのオリパを何口、いくらで引いたか)
- 当たったカードの内容(カード名、当選日、1口あたりの単価)
- 売却したカードの情報(売却日、売却価格、販売先)
- 手数料・送料(フリマ手数料、発送料、梱包材費)
- ポイント変換・使用履歴(いつ、何ポイント変換・使用したか)
特に「1口いくらのオリパから出たカードか」を記録しておくことで、1枚あたりの取得コストを正確に計算できます。
証拠として残すもの
- オリパサイトの購入履歴(スクリーンショット)
- クレジットカードの利用明細
- フリマアプリの売上履歴
- 発送時のレシート(送料の証明)
オリパサイトの履歴は、サービス終了やアカウント削除で見られなくなる可能性があります。定期的にスクリーンショットを保存しておきましょう。
確定申告のスケジュールと提出方法
確定申告は、その年の翌年2月16日〜3月15日頃に行います(土日の場合は翌営業日)。
| 対象期間 | 申告・納税期間 |
|---|---|
| 2025年1月1日〜12月31日の収入 | 2026年2月16日(月)〜3月16日(月) |
| 2026年1月1日〜12月31日の収入 | 2027年2月16日〜3月15日(予定) |
つまり、2025年にオリパで得たカードを売った利益は、今年(2026年)の2〜3月に申告することになります。
確定申告の提出方法は3つ
- e-Tax(電子申告):マイナンバーカードがあればスマホやPCから申告可能。最も便利でおすすめ
- 郵送:確定申告書を記入して税務署に郵送
- 窓口持参:税務署に直接持っていく(混雑することが多い)
初めての方は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使うと、画面の案内に従って入力するだけで申告書が作成できます。
【図解】オリパ転売の確定申告フロー
ここまでの内容を整理すると、オリパ転売の確定申告は以下のような流れになります。
- 1年間の記録を整理する(1月〜12月の売上・経費を集計)
- 利益を計算する(売上 − 経費 = 利益)
- 申告が必要か判断する(給与所得者なら利益20万円超で必要)
- 確定申告書を作成する(e-Taxまたは紙で作成)
- 期限内に提出・納税する(翌年2月16日〜3月15日頃)
よくある疑問をQ&Aで解説
まとめ:記録を残して、正しく申告しよう
オリパで当てたカードを転売して利益が出た場合、年間20万円を超えると確定申告が必要です。
ポイント還元システムを使うオンラインオリパは経費計算が複雑なので、以下の点を意識しておきましょう。
- 給与所得者は年間利益20万円超で確定申告が必要
- 経費になるのは「売れたカードを取得するためにかかったコスト」
- ポイント変換は「使用した時点」で経費計上
- 「1口いくらのオリパから出たか」を記録しておく
- 2025年分の申告は2026年2月16日〜3月16日に行う
- 迷ったら税理士や税務署に相談しよう
「税金のことはよくわからない」と放置していると、後から追徴課税やペナルティを受ける可能性があります。普段から記録を残し、正しく申告する習慣をつけておきましょう。
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